優秀な人材を集めているコンサルファームへの転職は、「俺はすごい」って勘違いする人は多いです。事業会社でも優秀な人材は沢山いるし、優秀でも何でもなく、私のようになんちゃってコンサルな人もかなり紛れ込んでいます。
それでも、コンサルティングファームに転職できてしまったら、一定期間は「俺はすごい!!」って思い込んでしまうんですよね。
指導できる人が優秀と勘違い
コンサルタントには、「俺はできる!!」って自負してる人材が多い。ので、その部下は常にマウントされちゃいます。そうやって育てられてきたコンサルタントにありがちです。
ダメ出しありきのレビュー
レビュー依頼したらダメ出しばかり。俺はこう言う細かいところまでちゃんと目を配ってますのよ。と言わんばかりに、出来ていないところを指摘しまくる。
良いところはできてて当たり前と思っているのか、Gooood!!みたいな褒め言葉もない。ひどい人は、見た目だけで判断して文章の細かいところはあまり読んでないって人もいます。
挙句、遅いから作っちゃった。後学のため見て学んでおいて。みたいな乱暴なレビュー
大勢の前でダメだしする公開処刑の巣窟
一見すると後輩の教育のために色々やってくれているんだけど、これが、みんなが見ている前とか、関係者多数のメールに全員に返信する形で行うマネージャもいます。
部下も、マネージャに直接指導いただいて、感謝しています。みたいな感じで、何故か自分のために指導してくれていると感謝の気持ちで受け入れる。
ほめるの7割、指摘3割くらいの割合だったらわかるけど、作成の意図とかも聞かずに、ほぼ100%指摘するようなレビューを公然とするのって、なんちゃってコンサルの私だったら耐えられないなーって思いながらも、マネージャに進言することもできず見殺しにしていた若かりし頃。
昨今はほめて伸ばす文化が主流だが・・・
最近ではハラスメントに対する意識が強くなってきているので、公開処刑的なマネージャからスタッフへの公然での指導は減ってきているように思えます。まだまだ、「俺はすごい!!」を誇示したいコンサルもいるので、撲滅にはほど遠いですが。。
離職率軽減が目的
一時期は、公開処刑的な公然ダメ出しレビューが横行して、スタッフ自信が自分はできないやつなんだ、コンサルには向かないんだってレッテルを張って転職を考える人が増加していました。
そこに危機感を感じて、コンサルファームなりに考えて、まずは、ハラスメントをなくそうという活動が各コンサルファームでも昔以上に重要視されています。その結果、離職率は減ってきているようですが、まだまだ、自分の指導がパワハラに該当するって認識できていないマネージャ以上の人材が多いのが実態です。
スタッフの方が、ハラスメント研修を受けて、「あ、あのマネージャの指導ってパワハラっぽいな」って感じるケースが増えていますね。
指摘が多いと思考停止になる
スタッフは、指摘が多すぎると、そのうち、何やっても指摘されるだけだからって、思考止めて言われた事だけやる社員になっちゃいます。
これ、加害者も被害者も認識してないだけだけど、パワハラですからね。
部下は自分にレッテル貼りつつ、その上司との距離を取りたがる。上司は何も言ってこない部下でやる気がないって思い始める。そして、上司はいい人材が育たないって嘆く・・・
部下はどんどん病んでっちゃいます。
少しずつですが、変わってきていますが、クライアントに変革もたらすほどのスピード感で社内文化は変えられないようです。。。