長い間、下働きをしてマネージャから信頼を得始めた頃に、提案資料の一部のページの作成を依頼されるようになります。そこでもまた、こんなはずじゃ!?って事態に陥ります。
マネージャに丸投げされた!!どうするコンサルタント?
多くのマネージャは対話型ではなく、丸投げ型で指示を出してきます。その指示のアウトプットって何だろう?どんなアプローチで作業すればいいんだろう。そんな疑問を持ちながら、それを何とか考えて答えを出すのがコンサルタントの仕事です。
そんな勘違いをしているスタッフが意外と多いです。
そして、マネージャは忙しくて時間がないから自分で何とかしなければと、ここでもまた勘違いをしています。マネージャがコンサルタントに作業を丸投げするには明確な理由があるのです。それは、
マネージャが丸投げするのは、マネージャも答えを持っていないから
なのです。だから、多くのタスクは丸っと指示が出されて、それを期待に応えようと一人で考えて納期ギリギリに提出したらレビューの時にダメだしされまくって、その日は徹夜で修正作業を行い納期にぎりぎり間に合わせた。
といったようなブラックな仕事スタイルが日常化してしまうのです。

そうやっているから、コンサルファームはブラック企業だって言われるんですね。
マネージャから丸投げされた時に取るべき行動
繰り返しますけど、マネージャもやることはふわっとしかわかっていないのです。だからとりあえず投げてみて、スタッフの反応を待ちます。何も言ってこない場合、稀にマネージャから声かけてくることもありますが、それよりもいいものが出てこなかったことを想定して、自分でバックアップ用の資料を作成しちゃってます。
スタッフは、そのフワッとした依頼をどう料理するか、それをまずは考える必要があります。
常にプロアクティぐに動く
マネージャは忙しい、時間のある時に具体的な指示が来るだろう。そんな希望は叶わないので、スタッフは、アウトプットのイメージとか作業の進め方の妥当性の認識合わせをマネージャと早いタイミングで実施する必要があります。
これは、メンバーから積極的にアクションを取る必要があります。能ある鷹は爪を隠すとか、そんなアピールしなくても能力の高いマネージャは見てくれているはず。なんて淡い期待を抱いていても、別のメンバーがアピールしまくっていたら、他の追随を許さないような圧倒的な特殊能力を持っていない限りあなたの価値は霞んでしまいます。
ミーティングはこまめにセッティングする
定期的に作業の方向性の確認をするためのミーティングをマネージャと実施してください。30分でも、15分でもいいからマネージャとの会話の時間を取って進捗報告や課題の共有などを行ってください。それだけで、マネージャが裏で作ったバックアップ資料は使われなくなります。
また、作業方針の擦り合わせができるので、マネージャからも作業を依頼しやすい人材と認識されます。引き続き丸投げされることに変わりはないですが、それは、信頼されて仕事を任され始めている表れです。
ちなみに、なんちゃってコンサルの私は、直前のレビューでたくさん指摘出すのは嫌なので、ほぼ毎日作業状況の確認会を20分程度設けてスタッフとの認識合わせを行っています。

部下の作業スタイルがわかってきたら、1日間隔とか週次とか頻度は変えていきます。また、上司に対しても、日次で15分でもいいから時間をもらうようにしています。